The Closer(クローザー)あらすじ

ロス市警本部長補佐として、アトランタからやってきたブレンダ・リー・ジョンソン。
新設された特別殺人特捜班の班長として招かれます。
突然よそからやってきた女刑事に現場のベテラン刑事たちは猛反発。
一筋縄ではいかない部下となった刑事たちはみな熟練のベテラン刑事たちです。
そんな彼らは、ブレンダのことを上司とは認めようとはしません。
しかし、引き抜かれただけあって、ブレンダの容疑者を落とす技術は信じられない高度なものでした。
元CIAで訓練をうけた技術で、容疑者の自白をことば巧みに引き出し、事件を解決(クローズ)していきます。
そして異常な観察眼と発想力で、事件を解決へ導くのです。
そんなブレンダに、最初は反発し面白くなかった熟練の刑事たちも、彼女の実力を認め、協力して事件を解決していきます。
そうして、ブレンダ率いる最強の捜査班が誕生するのです。

The Closer(クローザー)の感想

シーズン1から見てすぐにはまりました。
1話完結型で飽きさせないことと、刑事たちの個性が豊かで戦隊モノのような特色の強さです。
事件も刑事も色々な背景を取り混ぜて作っており、知らない文化やアメリカの社会的な問題なども出てくるので勉強になります。
全員、善人というより人間味が強いのも魅力です。
人間臭いのに、いざとなると、職業人としての反射のような刑事としての仕事をこなす部分のかっこよさがあります。
良くも悪くも、が全編に出ており、最終シーズンは今までの総決算でもありました。
勧善懲悪ではあるものの、やや独善的なヒロインブレンダをはじめ、自分の正義が強い彼らは、事件を解決すればそれでよい、という視聴者にも衝撃を与えるような結末が多々あります。
そしてそんな自分の正義を遂行しすぎた結末を受けての最終シーズンの展開には驚かされました。
もちろん、刑事という絶対の正義などない世界で、正義を考えながら信じられないほど多様な事件に対応しなくてはならないわけです。
理屈としての職業倫理については考えさせられます。
けれども追及の手を緩めたり、ここぞという時を逃して事件を解決できないとなったら、警察の意義がとはなんなのか、となります。
そのラインをひどく考えさせらえるドラマです。
事件と人間の気持ち、法律とルール、そのラインを見極めるのはひどく難しいです。
正しい罰が与えられるか、正しい罰とは何か、というのは刑事ものや、検察ものの一つのテーマだと思います。
しかしなんらかの理由や条件をクリアすれば、恐ろしい犯罪や事件の要因となっても罪に問われない、もしくは直接的でなければさほど罪として見られない、そういう事件というのが存在するとき、一体遺族はどこに気持ちを持っていけばいいのでしょうか。
そういう時、独善的な正義感を振り回すブレンダは、迷いなく一線を超えてしまいます。
また班のメンバーもその傾向が強いです。
当然時として公然とそれが問題になり、時として事件解決の一手になり許されます。
そのラインはでは一体誰が決めるのか、という問題も作品内で取り上げられています。
事件解決というだけでなく、人間とは、という問いかけのあるドラマです。
個人的には、登場人物たち全員が、めちゃくちゃな部分があり、見ているこっちがはらはらしてしまい、全てのシーズンを見てしまいました。
最初はみんなキャラが濃いし、めちゃくちゃな感じとやや呆れる部分もありましたが、その人間味が好きになりました。
クセになるチームワークに泣かされたりするドラマでした。

どんな人におすすめ?

1話完結ドラマが好きな方、チーム刑事ものが好きな方にはおすすめです。
主人公はブレンダですが、他の刑事たちにも平等に出番があります。
特別に好きなキャラクターがいてもメイン回があるので楽しめます。

長いシーズンですが、登場人物たちを好きになることができれば、ずっと楽しめると思います。
人間臭く、情にもろい刑事たちですが、善人ではなく、身勝手さもありますし、めちゃくちゃな発言も多いです。

またブレンダの人物像は好き嫌いが分かれる気もしますので、彼らが好きかどうかです。
チームが好きであれば、一瞬たりとも飽きることなく見ることができます。

チャーミングであり、心配になる彼らでもあるので、そんな彼らのエピソードも楽しく見られるのではないでしょうか。
クローザーを全シーズン見終わった後は、ブレンダは出ていませんが、メイジャー・クライムという班はそのままの続編があります。